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住吉会長の年度運営方針を追加しました。(2008.07.07)

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鎌倉ロータリークラブ

 

 
 

創立10周年を祝して

特別代表 兼松理

光陰矢の如しとはよく言ったもので、鎌倉ロータリークラブが創立されてからもう10年もたったのですから驚きます。クラブ設立の経過につきましては、国際ロータリー加盟承認伝達式で私が設立経過報告を致しましたのが、鎌倉クラブ会報の特集号に載っておりますので、詳しくはそれをご覧いただくことに致しまして、極く簡単に申し上げますと、発起人の寺門さんが設立についてのご相談を横浜R.C.へ持ち込まれたのが1960年の11月半ばであります。横浜R.C.として鎌倉に住んでいる私が、田ガバナーの特別代表に指名されましたのが年末のことであります。そして設立準備会を開催致しましたのが、年が替わった1961年1月17日と1月30日と2月6日の3回で、鎌倉と大船に於いてでした。

そして2月14日の夕、駅前「扉」で創立総会を開き、国際ロータリーの加盟承認が得られたのが2月21日という、当時としては異例な早さで、これは、その5月東京で開催される筈の日本で初めての、いや東洋で初めての国際ロータリー大会に是非出席できるように、という寺門会長の切なる希望をいれて、われわれの第355区の拡大委員をされていた東京南クラブの清瀬二郎氏が、特別に迅速な手続きをして下さったお陰であります。

創立会員は34名で、当時の新クラブが大体20名から25名位なのに比べて大所帯だったわけです。これは大船の工場地区も包含したためであります。大佛次郎先生も当初メンバーに入っておられましたが、フランスへ行かれることになり、一度も出席されないうちに退会なさったように覚えております。その34名のチャーター・メンバーのうち、今日まで残っておられる方が僅かに12名とうかがって、いささか淋しい思いが致します。そしてその年の秋11月8日に中央公民館に於いて華々しく伝達式を挙行した次第であります。その時の様子も特集号に詳しく載っております。

創立以来私は殆ど毎週例会に出席し、何かとお世話致しましたが、それは、ロータリークラブは他の社交クラブのように、会費を納めて名前を連ねて置けばよいのとは違って、いろいろやかましい規則や、独特の習慣があって、それを一日も早く会員の方々に身につけていただこうという老婆心からであります。そして丁度一年経って、ロータリーの年間行事を一通り覚えていただいたところで辞めたのであります。以来10年、会員も70名程に増え、立派なクラブに発展され、10周年記念の式典を挙げられるまでに至りましたことは、誠にご同慶の至りで感謝に堪えません。

今や日本のロータリーは、クラブ数に於いても、会員数に於いても驚くべき発展振りを示しております。10年前国内で400クラブであったのが1,038クラブとなり、会員数16,851名でったのが51,310名と3倍以上の飛躍を示しております。しかし数の上の発展にばかり目を奪われることなく、少しく反省してみる必要があるかと存じます。

日本のロータリーは、あまりにも国際ロータリーの指針に忠実過ぎはしないか? ということであります。歴代のガバナーはその職業柄R.I.の指針にまことに忠実であり、生徒である各クラブも先生の教えをよく守る優等生ばかりであります。やれインター・アクト、やれローターアクト、やれ世界社会奉仕と毎年盛りになるR.I.の方針を、われわれに異質なものでろうとなかろうと全科目をこなすことに汲々とし、やれ出席優秀クラブ、やれ財団寄附優秀クラブ、やれ会員倍増優秀クラブ等々、成績を競うことに専念しております。あたかも試験勉強本位に追いまくられている中学生、高校生のようであります。私には、クラブでなく「ロータリー学校」のように思えて仕方がないのであります。かくて日本のロータリークラブはR.I.指針のサンプルの如き観を呈し、どこのクラブも全く同じ、地方的ローカル・カラーも、日本的ローカル・カラーありません。恐らく世界中で一番ローカル・カラーがないのではないかと思います。

そして試験が済むと学んだことをケロリと忘れてしまう学生のように、ロータリーの根本精神である「他人への思いやりと助け合い」「見せるための奉仕ではなく、報いを求めぬ奉仕」という、一人一人の心の中の大事なものを忘れてしまうのではないでしょうか?

ご承知のように、当鎌倉市は各界の名士、文化人、芸術家のベッド・タウンであり、外国人観光客の一度は訪れる古都であります。鎌倉ロータリークラブは、この特色ある鎌倉市にふさわしいクラブであって欲しいと存じます。発起人であり、初代会長であられた寺門氏は、最初、例会を夜にしたいと希望されました。さすれば当市に住まわれていて、京浜間の都市でロータリアンになっておられる方々が、多数ビジターとして例会に出席して下さるのであるまいかというのがその狙いでした。しかし創立早々はロータリーの習慣にとけ込むために、あまり特異性を発揮するわけにもいかず、沙汰止みとなりましたが、すでに10年、型通りにやって来られたのでありますから、ここらで方向転換して、例会を夜にするもよし、文化人、芸術家を大いに会員に迎えて、特異の雰囲気を出すもよし、いわゆる「ロータリー学校」ではなく、もっと高度な、おおらかなクラブに、さすが鎌倉のクラブだと言われるようなクラブに、特色を発揮していただきたいと切に望んで止みません。

 


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